小深在来大豆 令和3年の記録

2021/12/24

 11月のごろごろ畑では今年で3回目の小深在来種の大豆の収穫を行いました。 今年の小深在来種は大きさがそこそこ大きく、なかなかの出来栄えです。



栽培は6月から始まります。
 6月:有機土壌活性液「育くん」で土づくりがされた
  “ごろごろ畑”に選別された大豆を蒔きます。
 7月:種を蒔いてから1週間ほどで芽が出始め、
  日光をたくさん浴びてどんどん大きくなっていきます。
 8月:茂った葉をかき分けると
  とっても小さな紫色の花が枝の付け根に咲いていました。
 9月:毛深い枝豆がわんさか実りました。
 10月:大豆になるまで待ちます。
  この過程を登熟(とうじゅく)と言うそうです。
 11月:葉も実もカラカラになったら
  コンバインで一気に刈り取ります。
そして、収穫した大豆を乾燥させて選別すると完成です。

 今年は小深在来種を使用した「むしだいず」や「だいずの甘納豆」を販売することができ、多くの方々に小深在来種を召し上がっていただくことが叶いました。今年の大豆も加工して多くの方にお届けできるように張り切ってまいります!

また、今年度新たに味噌作りを行います!令和2年度産の小深在来種の大豆を使用して来年の1月に味噌を仕込み、1年をかけて熟成させます。味噌の仕込みは毎年たくさんの美味しい味噌を作っている農産物加工場にお願いしているので、初挑戦の味噌作りですが美味しい味噌ができることでしょう。出来た味噌は受託施設などで使用する予定です。


小深在来種とは?
栃木県茂木町小深という地区で代々作られていた大豆です。生産農家が残り一件でその農家もご高齢となっていました。しかし小深在来種は小粒ながらにショ糖含有量が高く、とても美味しい大豆です。このまま無くなってしまうのはもったいないと大豆を分けていただき、ごろごろ畑で育てることとなりました。