1923年9月1日に東京・神奈川を襲った関東大震災から100年が経過しました。今年は100年という年でもあり、またテレビに映し出される当時の映像がカラー化され、より被害の実態が強く心に残りました。映像の中では、火災当時、笑顔で緊張感のない顔が映し出されておりますが、やはり発生当初は対岸の火事の感覚になっていることが判ります。結果、関東大震災では、発生がお昼時であり、火災により10万人以上が犠牲になっています。
関東大震災を始め、阪神・淡路大震災、東日本大震災がここ近年の大震災ですが、東日本大震災の際にも、発生当初の対応が命を分けることになりました。
ある教授が、「地震の発生は人間の力では防ぐことはできないが、震災は未然に防ぐことは可能」といっていますが、その通りだと思います。
私達は、この防災の日から防災を学ぶと同時に、私達にも関わる衛生の食事故も労災も同様であると思います。常に前準備、前始末を行い、被害の発生・拡大を起こさないようにしましょう。未然に防ぐことは可能です。
2023年9月10日