先月行われました「2021年マスターズ」において、松山英樹選手が見事優勝を果たしました。85回の大会で初めて日本人が優勝するという画期的な出来事でした。
松山選手も、東日本大震災のあった年に初めてアマチュア選手として参加しましたが、大震災の後でしたので出場を迷いましたが、地元被災地からの応援で出場を決め、その時は見事アマチュア選手では最高の成績を獲得しました。今回の優勝により松山選手が取り上げられる番組が多くなり、日頃の練習風景や生活を垣間見ることができました。
一方、先日、今の若者は「直ぐに動かない」「直ぐに目標を変える」特徴があるとの話を聞きました。この特徴は若者だけではないと思いますが、この正反対が松山選手だと思います。ストイックに練習に打ち込み、道具にもウエアにも妥協を許さない姿勢が、このような結果に繋がったのだと思います。
被災地からの応援でマスターズに臨み、今回の偉業を達成した松山選手は、地元に対する感謝と応援をしてくれた方々への感謝の言葉を真っ先に述べていました。
私達も、誰かの応援で生かされ、恩返しをしていくことには、何ら変わりません。そのことを忘れずに、人のために世のために、歩みましょう。
2021年5月10日