今年の流行語大賞は、大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」でした。今年も新型コロナで明るい話題がかき消されている中で、大谷翔平選手の言葉が選ばれたのは、非常に嬉しい思いです。選考については、伝説になっているベーブルースに迫る活躍で、現代野球では二刀流への挑戦は不可能と言われる中でのチャレンジでしたが、見事に成し遂げ、好成績を収めたことは間違いなく評価に値します。
しかし、野球発祥の地アメリカで、アジア人の活躍は必ずしも素直に受け入れられるものではないと思っています。確かにホームチームでは活躍する外国人は歓迎されますが、相手チームでは歓迎せざる選手であるはずです。しかし、大谷選手が相手ファンからも慕われていることは、成績のみならず、大谷選手の笑顔と人間性だと私は確信をしています。
大谷選手の活躍を目のあたりにして、彼の一生懸命に取り組む姿勢や栄養に対する考え方や実践に日が当たることで、私達には多くの学びになりました。不可能への挑戦、たゆまぬ努力、「思えば叶う」ではなく、「思って叶うように実践をすれば叶う道が見える」ことでしょう。「来年は今年の数字が最低限である」という言葉は、私達にも大きな刺激を与えてくれます。
そんな刺激を胸に、来年に向かいましょう。
2021年12月10日