先日、マラソンの金メダリスト高橋尚子さんの番組を見ました。高校時代の平凡な成績が、小出監督との出会いで上がり、世界記録や金メダルを取れるようになったという内容でした。小出監督の指導は、一言で「褒める」ことに尽きますが、では高橋尚子さんはそれだけで成績が上がったのでしょうか?
また番組の中で、高橋尚子さんは人の3倍の練習をしたと話していました。小出監督の「褒める」指導と3倍の練習によって、金メダリストになれたのだと思います。
練習を仕事に置き換えましょう。3倍の練習とは、3倍の労働時間だと考えると、現在の「働き方改革」に反するという意見が出るでしょう。ここでは、肉体的な労働ではなく、頭脳的な労働「思考を3倍」にすると考えたらどうでしょう。
「思考を3倍」とは、質的には深く深く考え、量的には常にアンテナを立てて情報を
得ると言うことです。高橋尚子さんの金メダルは、「志」の賜物です。思いと実践の
結果です。私達も「思考を3倍」にし、「志」を達成しましょう。
2019年6月10日