原爆の日

1945年8月6日には広島に、同9日には長崎に原子爆弾が投下されました。世界で2回しか投下されない原子爆弾が日本で投下され、広島では10余万人、長崎では7万人を超す犠牲者が出ました。残された被爆者で、先月の「黒い雨」訴訟で、やっと国が控訴せず原告側勝訴が確定しましたが、76年という長期間での解決は、被災者に大きな負担を掛けたことは想像できます。

現在日本では、オリンピックや新型コロナウイルス関連が多く報道され、残念ながら、原爆の日の報道は少ないように思います。

私は、大学一年生の時に友人に誘われて、当時の学生運動の原水爆禁止運動に参加し、この暑い8月に広島・長崎を訪問しました。原爆ドームや原爆記念館を訪れ、また関係者と話をし、少しですが学ぶことができました。

平和の祭典と呼ばれているオリンピックが開催している中、原爆の日は世界の人にも忘れてはならない日ではありますが、それ以上に日本人には絶対に風化してはいけない出来事の一つです。

 

2021年8月10日

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