両利きの経営

新しい経営年度になりまして3ヶ月が過ぎました。令和3年でいえば、早いもので半年が過ぎました。昨年初めから新型コロナウイルスは、未だ収束されず翻弄されています。このような現実では、なかなか将来が見定められないですが、諸外国では、感染収束の方向で、日常生活に戻りつつあるようです。

会社の今期のテーマは、「両利きの経営」を掲げました。これは、利き手の本業だけではなく、利き手以外も力を入れましょうということです。利き手以外とは、利き手周辺の新規事業のもとで、利き手の本業は深掘りを進め、利き手以外は本業からの横堀りを行い新規として進めていくことで両利きの経営ということになります。従来も実践していますが、今後さらに推進していきたいと思います。

世の中は、この新型コロナウイルスで一気に進化し、効率性や生産性を高めるITやAIを使った経営に移行しています。利便性は一気に高まりましたが、一方では、人と人とのつながりのアナログの重要性が叫ばれています。人は支えあって生きていく生き物です。

今回の「両利きの経営」の実践に関しては、システムの推進と同時に、人との関わりも同時並行的に行われないと結果が伴いません。このような時代だから、人との出会いや関わりを大切に、業務に邁進し、成長に繋げましょう。

 

2021年7月10日

青天を衝け

2021年の大河ドラマは、渋沢栄一の物語である。次の一万円札になる人物であることは、皆さんご承知のことと思いますが、ではどんな人だったのでしょうか?

渋沢栄一は、開国から昭和初期までの激動の時代に活躍をした人物です。渋沢栄一は、本来尊王攘夷派でありましたが、幕末では一橋慶喜に仕えました。その後、明治新政府にも仕えて、日本初の銀行創設や多くの事業に関わり、日本経済の基礎を築いた稀有な人物です。

渋沢栄一の書に、有名な「論語と算盤」があります。簡単に言えば、人間は「論語で人格を磨くこと」と「資本主義で利益を追求すること」の両立が大切であると説いたものです。そして必要なのは、そのバランスであると。今の時代に、まさに当てはまる言葉であります。

現在、ややもすれば、「今だけ」「私だけ」「お金だけ」の傾向がみられることが多々あるように思われます。私の経営論は、常に人間性を磨き、利益は出すのではなく、利益が出るような経営を理想としています。また渋沢栄一は、社会活動にも積極的に取り組み「道徳経済合一説」も、私達の未来に大きな影響を与えることになるでしょう。今後、意識していきたいと思います。

 

2021年6月10日

快挙!マスターズ優勝

先月行われました「2021年マスターズ」において、松山英樹選手が見事優勝を果たしました。85回の大会で初めて日本人が優勝するという画期的な出来事でした。

松山選手も、東日本大震災のあった年に初めてアマチュア選手として参加しましたが、大震災の後でしたので出場を迷いましたが、地元被災地からの応援で出場を決め、その時は見事アマチュア選手では最高の成績を獲得しました。今回の優勝により松山選手が取り上げられる番組が多くなり、日頃の練習風景や生活を垣間見ることができました。

一方、先日、今の若者は「直ぐに動かない」「直ぐに目標を変える」特徴があるとの話を聞きました。この特徴は若者だけではないと思いますが、この正反対が松山選手だと思います。ストイックに練習に打ち込み、道具にもウエアにも妥協を許さない姿勢が、このような結果に繋がったのだと思います。

被災地からの応援でマスターズに臨み、今回の偉業を達成した松山選手は、地元に対する感謝と応援をしてくれた方々への感謝の言葉を真っ先に述べていました。

私達も、誰かの応援で生かされ、恩返しをしていくことには、何ら変わりません。そのことを忘れずに、人のために世のために、歩みましょう。

 

2021年5月10日

トーチリレー

復興オリンピックと銘打たれた「2020東京オリンピック」のトーチリレーが、3月25日福島から始まりました。28日29日は県内を回り、当社社員も聖火ランナーの一員を務めました。今回、私にとって2度目のオリンピックですが、1964年の1回目のオリンピックは、高度成長真っ只中で、日本の未来を更に明るくしたものでした。

それに比べて今回は、あまりにも歓迎されざる様相の中、トーチリレーが始まっています。アンケートによりますと、反対70%以上、賛成30%弱が一般的な数字になっています。オリンピックは、現在「進むも地獄、退くも地獄」状態ですが、体操の内村選手の言葉ではないですが、「やれないよりやれる方法を考える」とのプラス思考は、どんな環境でも必要だと思います。

オリンピック期間は、世界各所で起きている戦争の休戦が行われ、国際平和にも貢献していることも頭に入れましょう。

2021年4月10日

栄えある 第二位

第二回NEKKEI全国社歌コンテストのファイナルが2/24㈬に行われ、「ハピネスを届けよう」が、見事第二位に輝きました。この成績は、社員はじめ当社と関わる人達の熱い応援によるもので、改めて感謝いたします。

ファイナル当日は、10位、9位、8位と徐々に会社名が呼ばれ、他社が呼ばれる度に歓声が起こり、熱気が高まっていきました。

当社の名前が呼ばれないまま、3位の2社でも呼ばれず、興奮は最高潮に達しました。2位で当社が呼ばれた時には、残念よりよくここまで上り詰めたなという思いでした。地方の企業が、日本一へのチャンスやチャレンジは多くありませんが、社歌の中にある『毎日がチャレンジさ、情熱を燃やそう』と、これからも有言実行で歩んでいきたいと思います。

そして、我らの届けたい夢が実現できますように、社員皆様方のチャレンジと協力をお願いいたします。

 

2021年3月10日

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